はじめに
現金預金
収益と費用
資産と負債と資本
決算
発生主義
収益や費用の考え方に「現金主義」と「発生主義」というものがあります。 「現金主義」とは、現金が動いた時点で収益や費用が発生したとするものです。 逆に「発生主義」は、現金が動かずともその取引の事実があった時点で発生したとするものです。

たとえば12月20日に家賃の請求があったとします。 この時点ではまだ現金が動いていないので、「現金主義」ではなにもしません。 しかし「発生主義」ではこの時点で費用が発生したことになります。 その後、1月10日に代金を支払ったとすると、「現金主義」ではここで初めて費用の発生が起きたことになります。

例:
01/10費用の発生(現金主義) 地代家賃100 現金100
  

12/20費用の発生(発生主義) 地代家賃100 未払家賃100
  
01/10家賃の支払い 未払家賃100 現金100
  

この例のように、請求を受けた月と支払った月が違う場合、この2つの方法では金額に差が出る事になります。
例えば毎月の費用が次のような場合
01年02年03年
12月1月2月3月4月5月6月 7月8月9月10月11月12月1月
10円20円20円20円20円20円20円 20円20円20円20円20円20円30円

02年の費用はいくらになるのか計算をすると、「現金主義」では支払ったときに始めて費用が発生したとするわけなので、 02年内に支払った額は01年12月〜02年11月の12ヶ月間、合計230円になります。 一方「発生主義」では、その費用が実際に発生した時点を費用とするので、02年01月〜02年12月の12ヶ月間、240円ということになります。
どちらが正確なのかは一目瞭然「発生主義」ということになりますね。 「現金主義」に比べると若干記帳が面倒ですが、青色申告では通常この「発生主義」を用いて記帳しなければいけないことになっています。
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